「うっそだああああああ」
「本当のことでーす」
たまには爆睡してみよう
今日から新学期。と、ゆーわけで委員を決めてる最中、
5時間目が体育だったせいか、急に睡魔が襲ってきてまだ自分のも決まってないのに
爆睡しちゃた…。
んで、起きてみたらもう決まってて、
「じゃあ責任を持ってするように」
とか言って、担任が出て行ったあとに黒板を見たら……
「図書委員 丸井・」
って、書かれてた。
ってか何でよりによって、図書委員なのよ!
一番面倒なのになっちゃたよ!!!どーするよ、コレ!!!
いや、まずそれ以前に……
「なんで起こしてくんなかったの!?」
「いやぁ、あんまり気持ち良さそうに寝てたから…」
「親友だと思ってたのにぃ〜…」(泣
「いーじゃん、別にさ。あの、丸井くんと一緒だよ?」
「…………まるいくん?」
話したことはあったけど、それほど親しいというわけでも無いしなぁ…。
やっぱ、やる気出ない…。と、言いつつ実は気になってたりして…。
「委員は今日からだってぇ〜。しかも、このクラスが今週の当番だってさ。
ま、本に埋もれながらがんばってねぇ〜」
バイバイ、と言って去ってゆく我が親友…。
「の裏切り者ぉぉぉぉぉ!!!!!」
そう叫ぶあたしを見て、親友(だと、信じる)は、
面白そうにあざ笑っていました。
はっ!いいもんね!もう慣れちまったもんね!(ヤケ
とりあえず、図書室行くか……。
* * * * * * *
ガラガラ
「失礼しま〜す。って、丸井くん!」
図書室に入ると、すでに丸井くんが仕事を始めていた。
「ご、ごめん!こんなに早いとは思わなかったから…!」
「ん、ああ。別にいいぜぃ。こっちも今来たとこだから」
良かった…、と思いつつこれ以上任せるわけにはいかないので、
あたしも椅子に座り仕事を始めた。
「………………」
「………………」
なんか気まずい…。仕事も大事なんだけど、これがこれからも続くとなると
ちょっと思いやられるなあ…。
「あ、あのs「ってさ……」
????!!!!
「な、何?」
「俺と居る時だけ、かしこまってない?」
えっ?!た、確かにリラックスはしてないけど……。
「そ、そんなこと無いよ!」
「……ほんとか?」
「ほんとだって!」
「…ふーん……」
そう言うと、丸井くんはまた仕事に戻った。
あっ、あたしも戻らなきゃ…。
んっ?このカードって、本に挟まないといけないんだよね…。
本を探そうと、椅子から立ち上がってその本の置いてある棚の
前まで来た。
の、ですが………
「……届かない…。」
目的の本は、一番上の段にあった。
このままでは取れないので、あたしは椅子を持ってきて踏み台にした。
「(あったまいい!!!)」
椅子を使うと簡単に取れた。
本にカードを挟んで、戻した。
後は降りるだけ。
早く仕事に戻ろうと、急いで降りようとした瞬間、
グラッ
「えっ!!!???」
バランスをくずし、後ろに転倒。
「(か、壁!ぶつかる!!!)」
ギュッ、と目をつぶった。その時、
「あれ?」
痛くない、そう思い後ろを見てみると…
「ま、丸井くん!」
なんと、丸井くんがあたしを受け止めてくれていた。
「まったく…。お前危なっかしいんだよ!」
「ご、ごめん!あと、ありがとう…。もう大丈夫だから
放して…?」
多分、今すっごく顔真っ赤だ…。
恥ずかしいから、早く離れたい…。
「…いやだ」
「はい?」
なに言ってんの?この子。
「……今から言う質問に答えたら、放してやる」
「し、質問!?」
いやいや、わけわかんないから!
「お前…俺のこと、どう思う?」
「ど、どうって…!?」
人気があって、食い意地がはってて、ちょっと小さめの……
「かわいい子?」
「は?」
あっ、…なんかびっくりしてる…。
まずかったかな…?
「い、いや…!その…、なんてゆうか…!」
やばい!もしかして怒ってる!?
「………あのさ…」
「は、はい!!!」
「好きか、嫌いかって言ったらどっち?」
「えっ!!!???」
まってよ!いきなりそんなこと、言われても…!
「答えろぃ。でなきゃ、放さねぇ」
戸惑っていると、よけい腕の力を強められた。
「ちょ、丸井くん!苦しっ……!」
「答えろぃ」
本当に、放してくれない…。
もう!あんまり言いたくなかったのに…!
「…………き…」
「え?」
「好き!!!!!」(ヤケ
「!!!!????」
あーあ、言っちゃったよ……。
もう顔合わせらんないよ!
「…俺も……」
「ほえ?」
「……俺も好き!!」
「ええええええええええええええええ!!!!!!!!」
な、なにこれ!衝撃告白!?
「よかったぜぃ。ってば、俺の前でだけなんか態度違うから…。
嫌われてんのかと…」
「そ、そんな!あれは、緊張ってゆうか…ドキドキしてて……!」
「……ふぅ〜ん…」
あれ?なんかあたしの方も、告白に近いこと言ったような…。
「じゃ、これって両思いってことで受けっとていいのか?」
「……う、うん……////」
「マジ!?やったあああああ!!!!!」
そしたら丸井くんは、ものすごい力で抱きついてきました。
「うぇ!?丸井くん!マジで苦し……!」
「いいじゃん!今日は、甘える!」
「そ、そんな…!おぇっ!」
最初はすっごく爆睡したこと(もとい、体育)を恨んだけど…、
今は違う
爆睡バンザイ!!!
おわり
おまけ
カレカノになって、苗字で呼ぶのは卒業!(かな?)
「んじゃ、これからは名前で呼べよ!!」
「えっ!それじゃあ…、ブン太くん?」
「くん、はいらねぇ」
「ってことは…、ブ、ブ、ブン…太………くん……////」(汗
「だから、くん、はいらねぇって!」
「そ、そんないきなり言われても……!」
「…………くん、をのけるのと、このまま俺の理性が切れるのと、
どっちがいい?」
「よろしくね!ブン太!!!」(にっこり
あとがき
あー、やっと書けた…。
びみょーにヒロインって、恥ずかしがり屋さんですね。
あと、ブン太くんが狼と化してます…。
おまけと内容に接点が無いのは、このさい無視して下さい…。
見てくださってありがとうございました!!!m(__)m