さて皆さん。唐突ですが
氷帝には、生徒会長でありテニス部部長の
「超俺様ナルシスト野郎の跡部景吾」が、居やがります。
今日はその「超俺様ナルシスト野郎の跡部景吾」の1日を
観察してみたいと、思います。
変人共観察記
はい、では、観察隊長兼テニス部マネージャーの が
「超俺様ナルシスト野郎の跡部景吾」と言う
世にも奇妙な、金持ち坊ちゃんの観察を、始めたいと思います。
AM 7:30 朝練終了
「よーし、今日の朝練は、これまでだ!」
奴の一声で、部員達が片付けを始める。
ナル野郎は、それを偉そうに腕を組んで見ていた。
あんたも片付けろよ。
観察をしていると、後ろから声をかけられた。
「おい…、何やってんだ?」
「うおっ!!って…、何だ…帽子男の宍戸かよ…」
「帽子男って、何だよ!!!」
おお、流石、テニス部レギュラーの中で数少ない常識人。
良い、つっこみだよ。うん。
でも、見つかってはヤバイので……
「あ、宍戸。あれ何かな?」
「あ?どれだよ…」
「(すまん、宍戸…)」
ゴンッ!!!
「ぁっ…!!!」
とりあえず、その辺にあった(人の)ラケットで
宍戸の頭を殴っておいた。
これで秘密は、守られた。
AM 8:40 1限目 公民
「えー、つまり共生社会とは…」
暇。すっごい暇。ごっつい暇。
朝から公民なんて「寝てください」って、言ってるようなもんじゃないか。
ナル野郎も真面目に勉強してるし…。
では、ご好意に甘えて寝ますか。
「…では、復習だ。このように法律を作ることを何というか。
、答えてみろ」
「あぁ゛?」
ほーりつ〜?知るか。人の眠りをさまたげるな、ハゲ!!!
「うるせぇ、ハゲ。人の睡眠を邪魔するな、コノヤロゥ。
ぐだぐだ抜かすと、その残り少ない毛根、全部ぶち抜くぞ?
あーん??」
ムカついたので、机をがたがた揺らして、威嚇してみる。
すると、ハゲ(先生)は溜め息をついた。
どうやら、諦めたらしい。
「…はぁ…。もう、いい。んじゃ、跡部。言ってみろ」
「…立法」
「正解だ。簡単すぎたか?」
「ええ」
立法?なんだ、そりゃ。
そんなに日本経済に詳しいなら
学生辞めて、政治家にでもなってろよ。
おまわりさ〜ん。年齢不詳の人がここに居ますよ〜。
「では、ここまでにしておこう。、
ちょっと来い」
その時のハゲの顔は、黒いものがありました。
AM 10:40 3限目 音楽
「ではこれより、出席番号順に隣りの部屋で歌のテストを行う。1番の者、行ってよし!」
いやいやいやいや。あんたが採点すんだろ?
偉そうに出てきた榊 太郎(43)は、お決まりのポーズをとった。
ってか、今だにそのポーズが、笑えるんですけど…。
肝心のナル野郎は「あ」だから、最初の方。
そして、ナル野郎が部屋に入っていくと、クラスの女子達が
一斉にドア付近へと集まった。(なんか、気持ち悪い……)
「〜♪〜〜〜〜〜〜♪」
するとどうでしょう。すっごく素敵な歌声が聞こえてくるではありませんか。
女子の中には倒れてる人もいた…。(大げさ過ぎだろ…
歌い終わり、ナル野郎が出てくる。
女子達は「「「「「きゃあー!!!」」」」」と言って、騒いでいた。
奴はその反応を見て、ご満悦気味だった。
わたしはとりあえず、中指を立てておいた。
次々と歌い終わり、次はわたしの番。
「お願いしま〜す」
「ああ…。次の者、入「おい。待てや、コラァ!」
「ん?どうした、?」
「どうした?じゃねぇぇぇ!!なんで、無視した!?」
「聞くまでもないからだ。まずは、その超ド級の音痴を直してこい」
「成績は!?成績に関係するんじゃないの!?コレ!」
「大丈夫だ。このテストをしなくても、お前は万年、2だったはずだ」
うっ!痛いとこついてきやがった!!!
こうなったら………
「あ゙〜る゙〜こー!!!あ゙〜る゙〜こー!!!
わたしは〜、元気ぃ゙〜!!!!♪」
「っ…!!!」
その後、43の前で大声でト●ロの歌を熱唱し、部屋を出た。
戻ってみると、皆が耳を塞いでいたのは、なんでだろう?
PM 0:30 昼休み
やってきました、お昼ご飯。
わたしはアンパンをかじりながら、奴を尾行することに。
階段をつかつか上がるナル野郎。
どうやら、屋上へ行くらしい…。
奴が扉を開け、屋上へと進む。
わたしはオレンジジュースを飲みながら
中の様子を伺った。
すると、屋上にはテニス部レギュラー共が集まっていて
なにやら、楽しそうな雰囲気…。
奴も豪勢なお弁当を開けて、楽しそうに話しながら食べている。
フッ、奴にもこんな中学生らしい一面があったとは…
あ。あのからあげ美味そう…。(ジュルっ)
いつまでも、ここに居ては
かなり痛い子になるので、わたしは早々にその場を立ち去った。
…購買に、からあげあるかな…?(ぇ
PM 3:55 放課後
一日とは早いもので…もう放課後。
ナル野郎は部活があるため、そそくさと教室から出ていった。
それをわたしが、見逃すはずがなく
わたしは気付かれないように、再び奴の尾行をはじめた。
一定の距離をおいて、こっそり後をつけていく。
そして、角を曲がったとき、奴の姿が消えてしまった。
「き、消えた!?」
可笑しい。確かに、わたしは完璧につけていたはず!
も、もしかして…
「ぎゃあぁぁぁぁぁあ!!!ゆーれいぃぃぃぃ!!??」
「誰が幽霊だ。あーん?」
「跡部だよ!A・TO・BE!!!!奴は幽霊だったんだ!」
「当人がここに居るっていうのに、よく大声でそんな事が言えるな」
「あ゙ん?当人…?」
わたしがふと横を見ると
そこには角の影に隠れていた、跡部君が居ました。
なにやら、ちょっと不機嫌そう…。
「わぁお!跡部君じゃないですか!足ありますかぁ〜?」
「あるに決まってんだろうが」(怒
「どーしたの?影なんかに隠れちゃって。あ、分かった!
わたしと、かくれんぼしたいんでしょ!?でも、残念!
わたしは、キミが思っている程暇じゃないんだよ、これが」
「おい!何、かくれんぼしたい事前提にしてんだよ!!!」
「じゃー、どうしたの?急に寂しくなったのかい?
まー、そんな時もあるよね。わたしもよく、あるからさw」
「てめぇと一緒にすんじゃねぇ!!!お前がコソコソ後つけるからだろうが!」
「やーね。跡部きゅん。アンタの後つけたって、なんの特も無いわよ。
この自意識過剰男w」
「殴っていいか?」
紳士にあるまじき発言の跡部君。
殴っていいか?って…
じゃあ、蹴ってもいいですか?(オイ
わたしと跡部が睨みあっていると
向こうから、テニス部レギュラーの面々が走ってきた。
「おーい、跡部!練習始まるぜ!」
「なんや、もおるやないか。どないしたん?」
「あ、っ!お前、朝練の時はよくもやってくれたな!」
「な、なにかあったんですか?宍戸さん…」
「あー!ちゃんだ!嬉C―!」
「げっ…先輩…」
「フフ…やるねー」(何が?
「お前ら、練習はどうしたんだよ。あーん?」
彼らの方へ進む跡部を見て、少しばかり羨ましく思った。
奴を呼ぶために、ここまで来て…
ナルシストといえど…愛されてるんだなぁ〜。
うん。素晴らしいねw(おやじか
「オラ、お前も来るんだよ」
「え?」
わたしの頭に、跡部がポンっと手をおく。
子供扱いされてるみたいで、なんか腹立つけど…
「おい、!早く、こいよ!」
「そや。練習時間なくなってまうで」
「朝の事は忘れてやるから、一生懸命働けよな!」
「そうですね。今日も頑張りましょう」
「早く、早くー!俺、喉乾いたー!」
「行ったら、すぐ、ドリンクの用意お願いしますね」
「じゃ、いこうか」
「開始時間、ちょっと過ぎちまったな…。急ぐぞ!」
「うぃ、うぃっす!!!」
なんか幸せな気分なので、この際気にしないでおこう。
その後、わたし達は準備運動の意味も含めて
全力疾走でテニスコートへ向かった。
☆観察結果:
「超俺様ナルシスト野郎の跡部 景吾」は
変人ながらも、多くの人間に好かれています。
そして…
氷帝テニス部最高!!!
あとがき
ひ、久々の短編…かな?
意味不明度が増しております…。
始めはかなりのギャグにしようと思ったんだけど…
何やら、終わりがほのぼのですw
ま、こんな終わり方も、よろしゅうおまへんか?