最近の私にはちょっとした楽しみがあります。
それは・・・・・・
fragrance
チャイムが鳴ると共にざわつく教室。
「やっとか昼休みだぜぃ〜・・・」
私の隣の席の丸井君はそういいながらため息をつく。
私はスッと立ち上がって教室を出ようとした。
「あれ?、どっか行くの?」
「うん、ちょっとね♪」
丸井君を振り向いてをそう言った後、私はある場所へと向かう。
その場所には・・・・・・
「・・今日もいたよ・・・仁王君・・・」
中庭の隅っこに立つ木の影に横になって眠っている仁王君がいた。
「いつ見てもかっこいいなぁ・・・・」
そういいながら私は寝息をたてている仁王君をながめる。
・・・やっぱりかっこいいものはかっこいい・・・・////
こんなことをするようになったのは約一週間前くらいのことで、
たまたま昼休みに中庭で眠っている仁王くんを見つけてからというのも、
それから毎日こうして仁王君の寝顔を見に来てしまって・・・・
もう、それが癖になっているほど。
実を言うと、私・・・・仁王君が好きなんです・・・///(さっき言ったけど)
まぁ・・・片思いで終わると思うけどね・・・・・
そうわかってても、ついここへ足を運んでしまう私がいて。
その度に、私は本当に仁王君が好きなんだなぁ・・・って思い知らされる・・・・
いい加減あきらめようよ・・・私・・・・
そんなことを思っていたら、学校のチャイムがなってしまっていた。
「そろそろ行かなくちゃ・・・」
そう言って立ち上がりその場を去ろうとしたその瞬間、私の視界はグラリと傾く。
「きゃッ・・・!?」
ドサッ・・・
そして私はその場に倒れこんだ。
「いたッ・・・な、に・・・?」
突然のことにつぶっていた目をゆっくりと開けると、目の前には・・・・
「おはようさん、。」
「・・仁王君・・・・!?////////」
ななな、なんと、超ドアップの仁王君だった///////
「一番最初にを見られるとは、嬉しいのぅv」
「ね、寝てたんじゃないの・・・!?/////」
「寝たフリじゃ。毎日俺の元へ来てくれて嬉しかったぜよ。v」
「えぇ!!?い、今までも寝てたんじゃ・・・!!??///////」
「じゃから寝たフリじゃって。」
えええええ!!!!???////////
え、何?ってことは、今まで来てたことはバレていたわけで!?////////
仁王君のことをかっこいいやら可愛いやら言っていたこともわかられたわけで・・・!!??///////
は、恥ずかしい・・・!!
「・・・そんなキスしたくなるような顔するんじゃなか。場合によっては襲ってしまうかもしれんぜよ?」
「な、何言っ・・・・ッ!!!!??????/////」
「何じゃ?」
「・・・・・か・・・・////////」
「か・・・?(ニヤリ」
「・・・顔が近いーーーーーー!!!!////////」
なんで今まで気づかなかったの!!??/////
よく考えたらこの体制、仁王君と一緒に寝てるようなもんだって!!/////
しかも顔が近すぎ!!!///////
仁王君をこんな近くで直視できるほど人間できていないんですー!!!!/////
「お願い!!離れて!!///////」
「そう言われると余計離れたくなくなるのぅv」
「だめだめだめ!!////」
こんなの自分から離れればいいんじゃない?って思っている方・・・・
・・・・できないんですよ・・・・
なんでかって?だってね?私、仁王君にただいま手首掴まれて動けません。
逃げることはおろか、立ち上がることもできません・・・・・
仁王君を直視しないように顔を背けるだけで精一杯です・・・・
「のぅ?・・・」
「・・・きゃっ!?/////」
いきなり仁王君の顔が近づいてきたことに私は驚く。
その距離はあまりにも近くて、私の心臓はドキリと脈打つ。
「お前さん、シャンプー変えたじゃろ?昨日と違う匂いがする・・・」
「・・ッ・・・////////」
仁王君はそう言いながら私の髪を一束手でとってそっと口付けをする。
「・・・・・やらしい香りじゃの・・・」
「ッ・・・!//////」
耳にかかる仁王君の吐息。
仁王君に触れることでさえ初めてに等しいのに、こんなに近くにいられたら私・・・どうかなっちゃいそう・・・ッ////////
「クククッ・・・真っ赤になって可愛えのぅ、は。」
「こ、こんなに近くにいられたらあたりまえだって!!//////」
好きな人がこんなに近くにいて恥ずかしくないほうがおかしいでしょ!?・・・・って言いたいけど・・・・////
それは絶対できない!!//////
だが、その私の思いは仁王くんの言葉で一瞬で崩れた・・・・
「・・・俺のことが好きじゃからじゃろ?」
「え・・・・?」
い、今・・・何とおっしゃいました・・・・?
「お前さんわかりやすいからのぅ・・・見てればそんくらいわかるぜよv」
「ち、違うよ・・・/////そんなんじゃ・・・・//////」
「・・なら・・・・・・」
「え・・・!?////」
その瞬間いきなり私は仁王君のほうへ引き寄せられ、その腕の中にスッポリと入ってしまう。
「・・・お前さんの胸がこんなにも脈打ってる理由、説明できるんじゃよな?」
「狽、っ・・・!!/////」
仁王君の言うとおり、私の胸は抱きしめられただけで仁王君まで伝わってしまうほどドキドキ言っている状態だった。
・・・まさか・・・・こんなことって・・・//////
「ほら、正直に言いんしゃい?」
「・・・わ、わかったよ・・・・/////」
・・・・・・・・とは言ってみたものの、やはり恥ずかしくて口を動かすことすらできなくなってます・・・/////
軽く無理・・・・無理だってーー!!!!
「や、やっぱり無理ー!!!!/////恥ずかしすぎて死ぬー!!///////」
「・・・・じゃ、こっちのほうをもらうぜよ?」
「え・・・?・・んッ!?」
いきなり重なる唇と唇。
もちろん、こんな感覚は初めて。
さっきよりもずっとずっと近くて、胸の鼓動はまたもや早さを増す。
そして、そっと仁王の唇が離れる・・・・
「・・・な、なんでいきなり・・//////」
「言ってくれんかったお前さんが悪いじゃろ?」
「だからってこんなこと・・・/////」
「俺もお前さんのこと好いとるんじゃからいいじゃろ?」
「な・・!?///・・そういうことサラッといわないでよ・・・・//////」
私の横で微笑む仁王君に言った。
・・・・・私もいつか・・・仁王君に好きって言えたらいいな・・・・///
「いつかじゃなくて今言いんしゃい。」
「心読まないでー!!/////」
実をいうと、このまま授業をサボってしまった私だった・・・・・。
季華さんから3500hitのリクで頂きましたぁvv
意地悪仁王だあぁぁぁ!!!もう、カッコ良過ぎ!
仁王の寝顔ってきっとセクシーなんだろうなぁ・・・。
季華さん!こんな素晴らしい夢をくださり、ありがとうございました!!!
これからも宜しくお願いいたします!