「んぁ」
学校内の木の下で、わたしは間抜けな声をあげた。





攻撃☆





放課後になり、さあ、部活。
立海の女子テニス部の部長である 
足取り重く、部活へ向かった。
それはなぜか………と言うと…


「今日は男女合同かぁ〜………」


そう、二週間に一度、男女合同になる日があり
今日はその日………。
しかも、テニス部同士なのにレギュラーの一部はやや仲が悪く、
毎回妙な騒動がおこるのだ。


この前は、テニス部だと言うのに、
気がつけば卓球勝負になっていたし………。
その前は、「叩いて、被って、ジャンケン ポン!!!」
を、素手でやった。(「殴って、防いで」じゃねーか…)
もっと酷い時は、乱闘へと発展する始末…。


「今日は、何事もありませんように…」


今はただ、祈るばかり………。
















































「よし、練習開始だ!!!」


真田の(やかましい)声が響く。
それと同時に、部員達が練習を始めた。
さて…………


「チッ、なんでお前となんだよ!」
「うるさい!あたしだって、すっっっっっごく嫌よ!!!」
「(ムカッ)なんだと、テメェ………」


おいおい、早くも戦闘モード!!??
丸井も余計な事、言うんじゃない!!!


「お、おい止め「よう、部長さん」


ゲッ!この声は………


「に、仁王………」


振りかえってみると、
明かに校則違反であろう銀髪と、世に言う、「美形」の顔があった。


「そげん嫌そうな顔せんでも、よかろうに…」
「ああ、それは失礼。自然になってしまうものですから」
「……新手のいじめかのぅ…」


ああ、なるほど。こういう、いじめもあるな。
参考になったよ。
で………


「どうしたの?まさか、アンタも
ケンカ売りにきたわけ?
「………そんな、小学生みたいな事は
やらんぜよ…」


…でしょうね。
でも、仁王君。後ろから、その小学生みたいな事する奴らが
ガン飛ばしてますよ。


「んじゃあ、何のご用件で?」


どうせ、ろくな事じゃない。
嫌味かなんかだろう…。


「勝負せんか?」
「は?」


何の?


「ああ、勘違いしちゃ、いかんぜよ。
テニスじゃ」
「ああ、テニスね」


まあ、わたしとしては、殴り合いでもよかったんだけど…。


「返事は?」
「いいよ。んじゃあ、始め「もう、怒った〜!!!」
「!?」


え?もしかして………。


「おい、!止めろ!」


わ、忘れてた…。戦闘モードじゃん!


「おらあぁぁぁぁぁ!!!」



どごっ!



「いってぇぇぇ〜!!!」


あーあ、やっちゃった。(泣
のキックは、見事に丸井にヒット!
丸井はマジギレ寸前!


「テメッ…、やりやがったな!!もう、我慢できねぇ!」
「上等だ、ゴラァァァァァ!!!」(恐!


とうとう、始まった…。
もちろん、この二人を皆が放っておくはずが無く…。


「み、皆!先輩がピンチよ!」
「丸井さんに、加勢だあぁぁぁ!!!」


おおー!!!、とか言って、次々に乱闘へ加わっていく。
すでにテニスコートは、戦場と化していた。


「死ね!この、赤毛デブ!!!」
「うるせぇ!この、デブ猫!!!」
「ムカツクのよ!ワカメは海に帰れ!!!」
「誰がワカメだ!海で溺れちまえ!!!」


小学生並の悪口が、頭上を飛び交う。
その時、頬の横を何かが通りすぎた。
もしかして、これは………。


「テニスボール…」


そう、気がつけばテニスボールをぶつけ合っていたのだ。
しかも、ラケットで…。
流石にこれは、ヤバイ!!!


「おい、コラ!いい加減に…!」


そこまで言った時、





ぼこっ!





変な音がしたと思ったら、
頬に痛みが走った。
その時、わたしの中で何かが、きれる。


…、落ちつきんしゃい…」(汗


隣で仁王が何か言っているが、全く耳に入らない。
今はただ、目の前の奴らに対する、怒りしかなかった。


「ゴラァァァァ!!!テメェら、ぜってー
殺す!!!!!」(怒

「「「「「!!!???」」」」」


ついに怒りが、爆発。
これには今まで戦っていた奴らも、全員動きが止まった。
仁王は必死でを、止める。


!止めんしゃい!!」
「うるせぇ!誰だ、このわたしにボール当てやがったのは!!
出てこいやぁぁぁ!!!」
「「「「「ひいぃぃぃぃぃ!!!」」」」」


いきなりの豹変ぶりに、全員怯えている。
そして、とうとう………


「てめぇか?真田!くらえ!!!」
「なっ!!??」




ばこっ!!!




「かはっ!!!」


真田は何もしていないというのに、
怒りで我を忘れたは、真田にテニスボールを直撃させた。
もちろん真田は、ノックアウト。
これには、全員が硬直した。
しかし……、被害を受けたのは、真田だけでは無かった…。


………」
「ああ?何よ?!に…お………」


そこまで言って、の顔が真っ青になって行く。
その場にいた者達も、血の気が引くのを覚えた。
皆の視線の先には………















「ちぃとばかし、お遊びが過ぎたのう?おお?」(黒


頭から微(かす)かに血をながし、青筋をたててブラックオーラを漂わせている、
仁王 雅治だった。


「に、仁王君…、ど、どうしたのですか???」(滝汗
「お前サンが、やったんじゃろうが…」


そう、実は真田にボールを当てる際、
振ったラケットが、後ろにいた仁王氏の頭にヒット!
しかも、結構強かったらしく、微かに血が出ているのだ。


「ご、ごめんよ!仁王!だから、さ、
ちょっと落ちつこうよ?」
「お前さんが落ちつけば、こんなことにはならんかったと、
思うんやけど?」



完全に我を忘れている仁王には、
もはや、いつもの冷静さは無かった。
そして……………


「こんな下らん事に、俺を巻き込むなやああああ!!!!
クソガキ共があああああ!!!!」(怒

「「「「「ぎゃああああああああああ!!!!!!」」」」」(泣


その後、テニスコートには死者らしき物が
続出したとか………。







本日、学習したこと


☆ 仁王が一番、恐い。


おわり







あとがき


(空)「かんせー☆いや〜、面白かったね」
(仁王)「俺はこんな事で、ここまでキレんぜよ…」
(空)「嘘つけ…(ボソッ)」
(仁王)「何か、言ったかのぅ?」
(空)「いや、何にも」(笑顔
(仁王)「とにかく、こげん駄文を読んでくれてありがとなww」(激笑顔
(空)「(チッ、詐欺師が…)今回のは本当に駄文だと、認めてます!
    読んで下さった方、ありがとうございます!」(土下座
(仁王)「いつも、駄文じゃろ。、また来てなww」