「あ〜ほべ♪あ〜ほべ♪す〜んごい、ナルシスト♪」
「おい、コラ。絞めるぞ?」
ナルシスト撲滅運動
さきほど、ぞうさんの歌(?)の替え歌を歌った所
跡部にガン飛ばされました。
本当の事なのにね。
「嘘は一切、述べておりません。全て、真実なのです!!!」
「うるせぇ。俺様は自意識過剰なんかじゃねぇ」
「(ほぉ、言うねぇ…)」
跡部が珍しい事を言ったので、少し関心してしまいました。
「すべて、本当の事だろ?」
…関心したわたしが、馬鹿でした…。
お医者さ〜ん、
ここに可哀想な子がいますよ〜。
「それがナルシストつってんのよ!!!」
「あーん?本当の事言って何が悪いんだよ!!!」
「あんたの存在自体が罪だ」(どーん
ふっ。ここまで言えばこのナルシストも少しは…
「フッ、まあな…。俺様の美貌は…罪の域だぜ…」
ああ…。すっげぇ、殴りたい…。(ぇ
跡部の言葉に呆れていると、急に女の子達の黄色い声が廊下に響いた。
「「「「「きゃあぁぁぁ!!!跡部様――!!!素敵――!!!」」」」」
鼓膜が破れるかと思うほどの叫び声。
その声を聞いて、跡部はなぜかご満悦気味…。
「フッ、また忙しくなりそうだぜ…。またな、」
「二度と会わない事を心の底から願うよ」
「はん。強情な奴だな…。照れんなよ」
「照れてねーよ」(怒
「ま、いい。そうやって、ヤキモチ妬いてろよ」
「うるせぇ!とっとと行きやがれぇぇぇ!!!」(激怒
わたしがそう叫ぶと、跡部は「やれやれ…」といった顔で
どこかへ行ってしまった…。
めちゃくちゃムカツクんだけど?(あの顔が)
次会ったら、覚えてろよ…。(恐っ!
さて、これから部活なのですが…
「「「「「きゃー!跡部様ぁ〜!!!」」」」」
うぜぇ…。
他にも「忍足く〜ん!」とか「向日くん!かっこいい〜vv」とか
「ジロー君、また寝てるぅ〜!キャー!」とか聞こえるけど…
奴ほどじゃあない……。
ってか、ジロー…。良い度胸してるじゃん?(怒
「跡部、相変わらずの人気やなぁ…」
「はん、当然だろ?なぁ、樺地?」
「…ウス」
だが、本人の方が100000000000000000000000000000…倍ぐらい
うざい。
なぁ〜にが「なぁ、かばずぃ?」(?)だ!
樺地もその「…」は何!?はっきり言っていいんだよ!?
「おい、」
「うぃ〜。何ですか?跡部様様」
「(様様?)ちょっと外野がうるさくてな…。
何とかしろ」
こいつ、何て言いやがりました?
何とかしろ?あのあんたを追っかけてきた女共をですか?
…………跡部君…キミはとうとうわたしの地雷を踏んでしまったね?
「…いい方法があるよ?」
「あーん?何だよ」
「それはぁ〜……」
わたしはゆっくりと跡部に歩み寄る…。
そして………
「あんたがコートから出ていけばいいのよ!!!」
ドゴッ!!!
「ぐっ!!!」
ばた…
わたしはそこら辺にあった(知らない人の)ラケットで
跡部の頭をぶん殴ってやった……。
もちろん跡部はぶっ倒れた…。
「!何しとんのん!?」
「いや…ナルシストの撲滅運動を……」
「訳わからんわ!」
忍足につっこまれ、ラケットの持ち主であろう人は
混乱してキョロキョロしている。
ごめんね。ナルシスト菌がついちゃったカモ…。
「う、うぅ…」
「!あ、跡部!!!」
「(チッ!)」
くたばったはずの跡部が、ゆっくりと上体を起こす。
もう一度殴ろうとラケットを振り上げたが、忍足達に全力で阻止された。
「な、何が起こったんですか?」
「ああ…。がラケットで、自分の頭殴…って……
「「「「「ええええええええええええええ!!!!!」」」」」
ちょ、今こいつ「ですか?」って言った!?
き、聞き間違いだよね…。
「何や、跡部…。冗談やめてぇな」
「冗談?いえ、あの…本気ですが…?」
も、もしかしてわたしが頭殴ったから…!?
ど、どうしよ!!!
「さんが…?そんな事する人じゃありませんよ」(笑顔
「ぎゃあぁぁぁ!!!」
キモい!果てしなくキモい!!!
こんな跡部嫌だあぁぁぁぁぁ!!!!!
「うわぁぁぁん!!!ごめんよ!跡部!
頼むから元のナルシストに戻ってぇぇぇ!!!」(泣
「えっ!?ナルシスト!?僕がですか?」
「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!!」
わたしは泣きながら、跡部に抱きついた。
「僕」なんて跡部じゃないぃぃぃ!!!
「跡部…やっぱ自分はナルシストの方がええねん…」
「そうだぜ、跡部…。頼むから、戻ってくれよ…」
「激ダサ…」
「跡部、キモいC―」
「ナルシスト、かむばあぁぁぁく!!!」(泣
「えっ!?ちょ、そんな事言われましても…」
皆で必死に跡部にナルシストに戻るよう、要求する。
跡部はかなり困っている様子…。
そして、その時だった…。
がんっ!!!
「皆さん、うるさいですよ?」(黒
「ちょ…」
(((((長太郎!!!)))))
いきなりラケットが飛んできて、跡部の頭に直撃した。
飛んできた方向をみると、後ろにブラックオーラをまとった
チョタが居た…。
「人が真面目に練習してるのに…。うるさいにも、程がありますよ?」
「ご、ごめんよ!チョタ!で、でも跡部が…」
「俺様が何だよ?あーん」
ん?「俺様」?「あーん」?
もしや………
「鳳…やってくれるじゃねぇの…
俺様の美しい顔に…」
戻ったあぁぁぁ!!!でも、うざい!!!(ぇ
「あ、跡部ぇぇぇ!!!」(泣
「あーん?どうした。ようやく俺様に惚れたのか?」
「んなわけ、ねぇだろ。でも、戻って良かったぁぁぁ!!!!」
よくよく考えてみれば、ナルシストじゃない跡部なんて
跡部じゃないよね…。
よし!今日からナルシスト撲滅運動は止めよう!
そのかわり…
「とっとと練習しましょうよ?あれだけ騒いでたんですから…」(黒
「あーん?ずいぶんと偉くなったもんだなぁ…鳳……」(黒
「黒い人を少なくする会」を設立したいと思います…。
では、今日わたしの中で出来あがった式を発表したいと思います。
それは……
☆跡部=ナルシスト
おわり
あとがき
2500を踏まれた、吹雪さんに捧げます!
跡部が果てしなく、可哀想ですね…。
すみません!こんな物しか出来なくて!
吹雪さんのみ、お持ち帰りOKです。
こんな駄文でよろしければ、お受け取りください!
……ほんと、駄文ですみません!!!(土下座