院長の独り言
ひとりごと(その1);最近の医療、最近の日々
最近の医療は日々進歩していて、私が卒業した20年前と比べますとかなり変化しています。
私は現在心臓が専門でありますので、この範囲でいいますと、心臓病因学、画像診断学、治療学といった面、全てにおいて比較にならないほどの進歩があります。
また、内容が細分化され、それぞれが専門化し、高度化しています。私が研修医の頃に学んだ外科の治療につきましても、一部では以前の治療が通用しなくて、また内容手技が高度すぎてわからない部分すらあります。
これらはひとえに代々の医学者や薬学者、研究家や臨床家の日々の切磋琢磨の成果であります。
こういった恩恵を受け、私たちは毎日病院という現場で医療を提供しているわけです。
ただ、最近、私たちの病院では(他のほとんどの病院でも同じ状況と思いますが)忙しい日々の予定された仕事を、ただひたすらこなしているのが現状の様に思うことがあります。
少し余裕を持って、私たち末端の1臨床家も、現実の医療を考え、明日の進歩につながる仕事内容を考える姿勢を持たなければならないかと思います。
つまり、日々の仕事をひたすらこなすロボットではなく、頭で考える医療人間である時間を持ちたいと、最近考えています。[藤田 博]