経皮的冠動脈拡張術(PTCA) 

経皮的冠動脈拡張術(以下PTCA)とは胸を開けて手術をせず、鼠径部(太股のつけね)または、両肘(どちらか)の動脈より心臓のカテーテル検査でわかった冠動脈の狭くなった部位をバルーン(風船)で拡張する方法です。心臓バイパスの手術と比べて簡単に短時間で終わり、手術の次の日には歩けるようになります。

上の心臓の血管に狭窄があった場合の血管の横の断面図です。

血管の内腔が狭くなるのは、外側に狭くなるのだったら問題はないけれど、血管の内側に狭くなります。狭くなると狭くなった所より先で血流不足となり、狭心症のような症状を出します。またこの血管が詰まってしまうと、その先には血液が流れなくなります。そうするとみなさんがご存じのとおりに心筋梗塞となります。

横に見えますのが、その時に使用するバルーン(風船)です。最初は血管内腔に細い細いガイドワイヤーという物を血管内に入れていきます。そして右の絵にあるように、その細いガイドワイヤーを頼りにバルーンを入れていきます。そして狭窄部位の所までバルーンを入れていき、その狭窄部位のバルーンを拡張し、それにより血管内腔が保たれます。

さらにPTCAにより血管内腔が再狭窄(広げたのにもう一度狭くなる事)や解離(血管壁が割れる現象)が起こる場合には血管内腔にステントという金属の管を入れます。それによって血流が保たれます。しかしステントを入れたからといっても、狭窄は起こりにくくなりますが、狭窄が起こらないとは限りません。定期的な治療や検査が必要です。

PTCA及びステントに関するご相談・お問い合わせは真泉会第一病院:藤田 博まで
(電話:0898-23-1650又はemail:sdaiichi@icknet.ne.jp