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心臓が悪いと一言でいいますが、その中には心臓弁膜症、虚血性心疾患、不整脈、心筋症などいろいろな病気が含まれます。この中で、最近特に増加の傾向にあるものとして、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患があります。心臓は全身の臓器に血液を送るポンプの働きをしていますが、心臓自体は心臓周囲を冠状に取り巻く冠動脈という血管で栄養されています。この冠動脈が動脈硬化などで血管の内腔が狭くなり、血液を心臓に十分送れなくなった状態を心筋虚血状態といいます。これが狭心症、心筋梗塞の主な原因になります。この原因となる動脈硬化は最近の食生活の欧米化により急激に増加しています。。また糖尿病、高コレステロール血症、喫煙、高血圧などによりさらに増強されます。狭心症は胸痛として発症しますが、進行して心筋梗塞に至ると、ひどい場合は突然死ということもあります。病気は診断には冠動脈造影を含む心臓カテーテル検査が必要ですが、この検査は以前に比べ、最近では非常に簡単に、かつ安全に行える様になってきています。狭心症が疑われたなら早期に検査を行い、死に至る様な怖い心筋梗塞になる前に診断を受け、治療する必要があります。
血管造影とは体中にある血管の中に選択的に造影剤(X線に写る薬)を注入し、それによって血管の中の病変を発見する検査です。検査は肘・鼠径部(股の所)からカテーテルという細い管を入れていきます。
そして心臓血管外科では心臓の血管にカテーテルを選択的に入れて心臓の筋肉を栄養している血管(冠動脈)を造影(冠動脈造影)したり、また心臓の各部屋(右・左に各2つづつ全部で4つの部屋があります)の圧を測ったりどの位の血液を送り出しているか、その他に弁の逆流がないかなどの検査をします。そしてその冠動脈に病変が発見したら、その病変に対して治療を行います。細くなっているところには、その部位にカテーテルの中を通る風船の付いたカテーテルを選択的に挿入し、その病変で膨らませ血管の内腔を広げます(PTCA)そして広げてもまたその内腔が狭くなる場合にはステントという金属の管を留置します(ステント)