4時間目終了。これは一体何を意味するのか…。



それは…










トリップライフ  第11話〜バトル開始!〜










「よっしゃ!お昼ご飯だぁぁぁぁぁあ!!!!






退屈な社会が終わり、いよいよ昼食の時間。



昨日、ちゃんとお金はおろしておいたし、準備万端☆



いざ、購買へっ!!!




そう思い、わたしが一歩踏み出した瞬間



わたしの隣りを、誰かがものすごいスピードで通った。






「お先っ!」



「なっ…!ブン太!!!」






ものすごい速さでわたしの隣りを走り去っていったのは、



食いしん坊の丸井 ブン太。



奴なら、購買に一番乗りっ!って事ぐらいしそうだと思っていたが…



まさか、その通りだったとは…。



そして、ブン太の挑戦的な言葉でわたしの中に闘志が芽生えた。






「させるかぁ!わたしが一番だっ!!!」






ちょっぴりブン太に腹がたったのもあるが、やはりアイツには負けたくない。



そして、わたしは全速力でブン太の後を追った。























そして廊下の最初の角を曲がったとき、奴を発見!



わたしは周りの人を華麗によけながら、ブン太のすぐ後ろについた。






「げっ!!」



「はんっ!あんまりわたしを舐めるんじゃないわよ!!!」



「くそっ!負けるかぁぁぁぁあ!!!!!」






周りの人達の迷惑そうな視線の中、わたしとブン太は全力疾走。



そして、最初の難関…階段(下り)までやってきた!!!



ここで一気にブン太と差をつけとかないと…。



よしっ…!











バッ











「「うぉりゃぁぁぁぁあ!!!!!!!」」






そう、わたしは階段の一番上からジャンプしたのだっ!



しかし、それはお互いが考えていた事らしく



わたしがジャンプすると同時に、ブン太もジャンプした。






「「マネすんじゃねぇぇぇぇえ!!!!!!」」(怒






短い滞空時間の中でさえ喧嘩するわたし達は



きっと、周りから見ればかなり痛い子なのだろう。



しかしっ!!!






「「お前だけには、絶対負けないっ!!!!!!!」」






バトルはヒートアップする一方だった。









そして、一つ目を無事乗りきり、二つ目の階段に差し掛かった時






「くらえっ!!!」



「なんとっ!?」






卑怯にもブン太がわたしの足を引っ掛けようとしてきた。



それをわたしは、驚きながらもヒョイと交わし



そのまま一気に階段の下へとジャンプ!少しだけ差をつけたのだ!






「へっへーん!まだまだだね!!!



「ちっくしょー!待ちやがれっ!!!」



「はっはっは!自分で墓穴を掘るとは、愚かなやtゴンッ!!!!!!



「…あ」(汗











はい。凄い音しましたね。ものっそい痛いです。



え?何でこんな音がしたかって?それはねぇ…











「と、とりあえず…ナイスだ、ジャッカル!!!!!!!






着地地点にジャッカル(邪魔な物)が居やがったからですよ。(酷



そりゃあ、気持ち良い程ぶつかりましたよ。



しかもブン太はどんどん進んでいってるしね。



くっそぉ〜!!!(怒






「な、一体、何が起こったんだ…?」(放心状態



やかましいわっ!くそっ!待てぇぇぇ!赤毛ブタっ!!!」



ぐえっ!!!






そしてわたしはジャッカルを踏みつけ、再びブン太を追跡。



絶対、勝ってやるぅぅぅぅう!!!




























「お、俺…何で怒られたんだ?






被害者のJさんは語った…。



















* * *



ブン太を見失ってから約一分。



もうすぐ購買、という所まで来た時



廊下を走る赤毛を見つけた。






見ぃつけたぁぁぁぁあ!!!!!



「うわぁ!もう来やがった!!!」






そのまま二人は購買へ向かって全力疾走。



そして10秒もたたない内に、わたしはブン太の隣りに並んだ。






「お、お前速過ぎだろっ!!!」(汗



「はっはっは!元の世界でクラスメイト達に『トラブルクイーン』と言われた



 わたしの体力を…、舐めんじゃないわよっ!!!!!



「じ、自慢してんのか、それ!?



「や、やかましいわっ!!!






全力疾走しているにも関わらず、怒鳴りあっていたせいか



わたしとブン太はだんだん疲れてきた。



そして、二人並んだまま角をまがると



購買に向かって一直線となった。



よしっ!最後の力を振り絞れぇぇぇぇえ!!!!






勝つのは、わたしだぁぁぁあ!!!



いや、俺だぁぁぁあ!!!














購買まであと30m。














20m…














10m……!














「「おりゃあぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」」







そして、二人でタックルでもするかのように飛び込んだ時



前方にあの方が現れました…。


























「あれ、丸井にさnドンッ!!!!!!!!!


























そうです。わたし達はこともあろうに、あの最強部長の



幸村 精市様にぶつかってしまったのです…!



しかも思いっきり…。



ええ、勿論わたし達も痛いです。しかし



いきなり二人分のタックルを食らわされた幸村様はもっと痛いことでしょう…。



そして、恐る恐る顔を上げると…。



























「へぇ…随分と面白い挨拶だね…」(黒笑




「「す、すみませぇぇぇぇえん!!!!!!!!!!!!」」(泣
















その後、幸村様からたっぷりとお説教を食らった後



わたし達の下らないバトルのせいで迷惑をかけた皆様に



謝罪させに行かされました…。(泣



そして、結局わたし達のお昼ご飯は抜きになりました。



明日は普通に購買に行きたいと思います…。



皆!4時間目終了時は気を付けようねっ!!!










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あとがき(激しく言い訳)


スミマセン、ブン太がでしゃばり過ぎました…orz

次は必ず、他の立海キャラ出しますんで!

ゆっきーは黒いと信じます。(ぇ

は、早く他校も出したいよぉ〜…(泣