美形2人に見つめられる…。
本来ならおいしい事なのだけれど…ねぇ?
トリップライフ 第2話〜信じろ〜
「お前…何で俺の名前、知ってんだよ!!!」
「お前さんの友達…丸井も好きなんか……?」
恐いよ、ブン太君。仁王さんも、そんなに眉間に皺寄せないでくれ。
「はい!質問は一つずつ、お願いします」
「だから!何で俺の名前知ってんの?」
そっち先ですか。…どうしよっかなぁ〜…。
「わたしの友達が君のファンで、写メで顔知ってたから」
「俺ん時と一緒か…?」
当たりまえだ。
「大好きな漫画のキャラだから、知ってたのvv」なぁ〜んて、言えるか。
「友達って誰だよ」
うわぁ…そうきたか。ってか誰でもいいじゃん!!!
「友達は友達です」
「だから誰だよ!名前ぐらい言えよ」
「言えません。個人情報保護です」
「俺らの事写メとかでバラすのも、それに違反してんじゃねぇか!!!」
ちっ!こんな事なら「試合見に行って、ファンになったんですvv」とでも
言っておけば良かった…!
「じゃかましぃわ!言えないって言ったら、言えないの!!!」
「な、名前言えって言っただけだろぃ!!!」
二人で睨み合っていると、仁王が溜め息をついて一言。
「それはそうと…お前さんの制服…どこの学校じゃ?」
あ、そういや学校無いんだった…。
「そういや…見た事ねぇ、制服だな…」
「じゃろ?こんな制服の学校、この辺りには無かったはずじゃ…」
「いや、えっと…これは……」
ぎゃあぁぁぁ!!!大ピンチ!!!
こうなったら、本当の事話すしかないか…?
「あのね…じ、実はねわたし…
この世界にトリップしちゃったみたいなの」
「「はぁぁぁぁぁ!!!???」」
予想通りの反応ありがとう。
でも、そんな可哀想な子を見るような目で見ないで!!!
「ちょ…こいつ頭打ったんじゃねぇ…?」
「病院まで連れてくか…」
「誰が行くかっ!!!」
酷い!思った以上に酷い!
普通、ちょっとくらい信じてくれたって良いんじゃないの!?
「ハッ、トリップなんて、ある訳ないだろぃ」
こ、こいつ…!鼻で笑いやがった!!!
よし、ここは…。
「んじゃあ、君の事当ててあげようか?」
「はぁ?」
せーの…
「丸井 ブン太15歳。立海大附属中3年のテニス部レギュラー。
血液型はB型で、誕生日は4月20日の牡牛座。
身長は164cmで体重は62kg。食べ物は何でも好きで、趣味はホテルのバイキング。
得意科目は国語と音楽。好きな色は赤。性格は勝気でお気楽…。
どう?」
フッ、勝った!!!!
「す、ストーカ「違うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
そう言ってわたしは、ここまで言っても分からないブン太の首を、締めにかかった。
「いい加減、理解しやがれ!この赤毛がぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ちょ、マジで苦し……!」(真っ青
「コラ!、やめんしゃい!!!」
神様…わたしはこれから、どうなるんでしょうか…?
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あとがき
だんだんギャグ度が増してきましたねぇ〜。
今回はブン太とからませてみました。
ブン太のプロフ書く所は20.5巻を片手に書きました。
次こそは他の立海メンバーを…!